過渡期 掲示板 過去ログ-1-

4月 3日(木)21時55分23秒〜4月10日(木)00時57分23秒

 

 

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さうさう、 投稿者:臨夏  投稿日: 4月10日(木)00時57分23秒

 

一時、黒田寛兵衛てなハンドルも考えてましたw

 

アメリカ勝ったんかいな。

この「終戦」は祝ってええのかな。

 

高望みさん>

そうか、『世に棲む日々』ですか、おおきにさまです、はよう読みたいですね。

なぜかわたし、長州関係の知識が不足してるのです。

『跳ぶが如く』『竜馬はん』『新平どん』は読んでるんですが。

編集済

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こんばんは 投稿者:高望み  投稿日: 4月10日(木)00時32分24秒

 

 臨夏さん

 表さんとはリアルでお会いしました。最近は御無沙汰してます。

 『播磨灘物語』は元祖クロカンの話ですね。司馬遼もだいたいその辺の小説から筆が枯渇してきて、少しずつ小説なんだか随筆なんだかわからなくなって、晩年は随筆しか書かなくなったみたいですね。

 

 高杉と吉田松陰の師弟を題材としたものに、やはり随想風になりはじめている作品ですが、『世に棲む日々』というのがあります。中学のときこの題名をみて、時間が世界にする棲息する、とは不思議なタイトルだな〜と想いながら読み進んだら、あとがきで、高杉がこの世に「面白く」棲んだ日々といったニュアンスだったので、な〜んだと思いました。中学当時は知りませんでしたが、なんか、『存在と時間』みたないな雰囲気を勝手に想像していたのですね。

 

>アナも、高い目標をすえる、という点ではよいのでは?

 

 そうです。でも残念ながらそれって、空疎なよさなのでは。

 なんというか、日本でドイツ系の思想・哲学の影響を受けるとどうしてもそうなりやすいのかな、とも自己を顧みても思うのですが、概念とか言葉をこう転がして、いろいろ考えを進めて行くというのは、結局、どうとでもいえる、というところに行ってしまうような気がするんですね。

 具体的なしくみがどうなっているとか、どうしてゆくとか、やはりそういうことで考えれば、その具体的な状態を、言葉の上で無政府状態とよぼうが、国家社会主義的権威秩序とよぼうが、その他どのようによぼうが、それはどうでもよいのではないか、と思うのですね。

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おや、すれちがいですね、 投稿者:臨夏  投稿日: 4月 9日(水)23時17分08秒

 

陰謀では、西園寺はんは、岩倉はんと双璧でしょうか。

 

アナ>

わたしも、けっこうファンダメンタルなマルクス主義者のつもりでおりましたが、

いまは、距離をちょっち置いてみてます。

で、昔から、ずーっと不思議やったのは、

「人間の完全解放」なくして、はたして「人類後史」が産まれるか、ということ。

わたしは、マルクス主義者時代、資本主義の止揚=人類の類的・社会的解脱=地上における極楽浄土の完成、と勝手に考え、「しかし、資本主義があと数十年で終わるとして、間に合うのかな」と、疑問に思いつつ、信じてました。

 

アナも、高い目標をすえる、という点ではよいのでは?

近代社会の題目、「自由・平等・友愛」も、資本主義の精神ではなく、あくまで、

これは近代を始めたときの「目標」やったはずです。

となると、「自由〜」の実現とは、近代の「完成」=社会主義の誕生なのではないでしょうか。

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おこんばんは〜! 投稿者:臨夏  投稿日: 4月 9日(水)23時08分02秒

 

レスおおきにさまです!

 

江藤さんは、「皇天后土ノ我ヲ知ルアルノミ」のまえに、「タダ」が付いたような

気もしますが、不明です。

江藤さんは、かっちょええけど、最後の反乱がしょぼくて残念です。

 

まんが家に、ガロ連載の『猟奇王』で有名になった川崎ゆきお画伯がいてはりますが、

この人の『ライカ伝』では、石田治部少と江藤新平をたしてわったような人物、

「江藤新兵」という架空のキャラがでてきます。

おもろいですが、入手しにくい漫画です。

 

わたしの師匠は、アソシエにも参加してる表三郎ですが、表も、「江藤は口だけ」みたいな?こというて、大久保を賞賛しておりました。

わたしは、岩倉はん、といきたいところです。

 

ところで、高杉東行さんが出てくるはなしはなんでした?今度買います。

『菜の花』は、淡路生まれ、兵庫住まいの船乗り商人が、アイヌモシリでの幕府の工作に

巻き込まれていく話です。読ませます。

アイヌの扱いが難しいところと見えます。

『虹色のトロツキー』でも、朝鮮人がなんかお仕着せでしたし、

スピルバーグも『アミスタッド』で(おもろい映画ですが)黒人への理解を諦めたような

とこがあるし、民族格差は、文芸を判定する大きな関門ですね。

 

最近、司馬では、『播磨灘物語』読みました。官兵衛さんは大好きなんですが、

なんか官僚的な小説で、あつく萌えませんでした。

 

これからもよろしくお願い致します。

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RE:チャット状態 投稿者:高望み 投稿日: 4月 9日(水)22時59分39秒

 

>現代アナ

って、よく知りませんが、趣味者系アナはいろいろいて、昨年の「囲む会」に賛同していた

のんきちさんなんか、私はちょっと興味をもっていますが。>>

 

 ボルは未来に国家の死滅をかんがえたまではよかったけど、ホッブスのリヴァイアサンも唖然とするようなとんでもない「国家」をつくりだしてしまいました。だからといって、今現在に直ちに国家や政治党派の死滅を願望したり、国家や政治党派の死滅を過程的にどう実現するのかという途中の媒介を考えようとしないアナっていうのは、社会的位相としては無意味な存在ですよね。だから文学、芸術の世界だけでシュールレアリスムとか、そういうので頑張っていてほしいと思います。

 

>そういう意味で辞達?

 いえ、「そんなくだらない事、消耗なだけだろうからやめておきなさいよ、なんて僭越なこと」いうあたりが、辞達的に思えました。>>

 

 うーむ、辞達についての具体的なイメージが曖昧ですね。↑はどちらかというと、哲学会の非実践的シニシズムのノリのような気もするが。

 

>面白きこともなき世を面白く……

 でしたか、やはり。で、「公望」は、まままっさか西園寺公望?ってwかな。。。>>

 

 ほんとはたんに数合わせの結果なんですが、事後的には西園寺公望でこじつけもできるんです。

 高杉東行亡き後、長州系陸軍の創設者となった大村益次郎がたいへんに目をかけていたという話が『花神』の終わりのほうにあったような気がします。それから、かれは非常にラディカルな少年公卿で、四民平等を体現すべく被差別の女性と結婚するとか言い出して、慌てた周囲がフランス留学にゆかせたけど、その頃はパリ・コミューンの前後の騒然たる雰囲気だったとかなかったとか。ずっと後年、高杉の舎弟だった伊藤博文は、藩閥政府の中ではリベラル派で、自由党を接収して政友会をつくったけど、その後継者となったのが西園寺でした。ロシア革命が起きたころ、大正年間でしょうか、フランス語訳『資本論』を読んでいたという逸話も有名ですね。デテールは記憶がいい加減ですけど。

 過激派青少年の夢想が七十年ほどの歳月を経て、いかにして弁証法的逆説によって転化し、歴史の中に虚しくされてゆくか、そういう逆説趣味が自動書記的に込められている、とかいったりして。

 

>六○年安保「ゼンガクレン」→欧米学生運動「68年革命」

 て本当ですか?>>

 

 廣松渉が『哲学に何ができるか』で五木寛之相手にそんな雰囲気のことをいっていました。それ以外にも「ゼンガクレン」が「コウガイ」より先に欧米語になったという話とかよく聞きました。アルジェリア戦争の問題が日本の学生運動にも影響を与えてますし、その反作用として日本のゼンガクレンのインパクトというのは、サルトルからフーコーまでなかったとは言えないのでは。

 

>デモ論文じっくり読ませていただきましたが、掲示板に論文掲載はいろいろ不便ですよね。

ご存知かもしれませんがgooでも無料で作れますよね。高杉さんgooのフリーメールってことは、会員なのだし。簡単でしたよ(実は経験者)。

 

 断続的に試行錯誤中です。ところで、ということは、たみちゃんのホームページあるということ?

編集済

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RE:はじめまして!  投稿者:高望み 投稿日: 4月 9日(水)22時06分42秒

 

 臨夏さん、いらっしゃいませ。よろしくお願いします。

 

 臨夏さんのことは趣味者サイトをROMっていて、かねがね存じ上げております。

 『歳月』の江藤新平も格好よく描かれてますね。「皇天后土ノ我ヲ知ルアルノミ」でしたっけ、ラストのシーン。

 でも、後年の司馬氏はなぜだかわかりませんが、ちょっと江藤への評価を下げたみたいです。

 結構、司馬は読んでますが『菜の花の沖』は未読です。

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連続どうも、 投稿者:臨夏  投稿日: 4月 9日(水)17時06分40秒

 

晋作さんは、好きなキャラなんですが、小説も評伝も読んでないんでようわかりません。

司馬遼太郎は、ファンで、いま、全部の半分くらい?読んでると思うんでつが。

 

因みにいまは、『菜の花の沖』読み中です。

維新の人では、司馬の影響(『歳月』)で、江藤司法卿萌え♪でつ。

編集済

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はじめまして! 投稿者:臨夏  投稿日: 4月 9日(水)16時47分26秒

 

こんにちは、たみちゃんさんからご紹介いただき、参りました、

趣味者の臨夏、と申します。

過去ログもちゃんとは読んでないんですが、とりあえず名乗りを挙げました。うぉー。

 

わたしも、掲示板立ち上げて半年になるんですが、カウンターすら付け方わからぬ状態で、全然HPに発展せぬ、万年過度期サイトです。

 

新田滋さんの『段階論の研究』は、一通り読ませていただき、いま二遍目読んでますが、

高望みさんはどなた?(^^;

 

ps、あ、C大!さては! 序文も読んでるんですよ(笑

 

編集済

http://6518.teacup.com/rinka/bbs

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HP作ってはいかがでしょう 投稿者:たみちゃん 投稿日: 4月 9日(水)12時08分05秒

 

 デモ論文じっくり読ませていただきましたが、掲示板に論文掲載はいろいろ不便ですよね。

ご存知かもしれませんがgooでも無料で作れますよね。高杉さんgooのフリーメールってことは、会員なのだし。簡単でしたよ(実は経験者)。

編集済

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チャット状態ですみません 投稿者:たみちゃん 投稿日: 4月 8日(火)23時54分52秒

 

>現代アナ

って、よく知りませんが、趣味者系アナはいろいろいて、昨年の「囲む会」に賛同していた

のんきちさんなんか、私はちょっと興味をもっていますが。 

 

>そういう意味で辞達?

 

 いえ、「そんなくだらない事、消耗なだけだろうからやめておきなさいよ、なんて僭越なこと」いうあたりが、辞達的に思えました。

 

>面白きこともなき世を面白く……

 

 でしたか、やはり。で、「公望」は、まままっさか西園寺公望?ってwかな。。。

 

>六○年安保「ゼンガクレン」→欧米学生運動「68年革命」

 

 て本当ですか?

「太陽がいっぱい」(1960年)と同年のフェリーニの「甘い生活」って、大衆の実存問題先取り映画だと思っていましたが、伝わり方も、社会状況もいろいろですかね。フーコーとかドゥルーズも60年安保「ゼンガクレン」に影響を受けたんですか?

編集済

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(無題) 投稿者:高望み  投稿日: 4月 8日(火)22時07分41秒

 

>>いろんなところにここのリンク貼ってるんですよね。。。

 

 リンクというか通知みたいのですが、二箇所だけです。あとは哲学会の一、二名にメールで伝えただけですよ。いまのところ非常にクローズドのままだと思いますが、原理的にはインターネットですから、個人情報などについては気を配った方がよいのでしょうね。

編集済

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7泊8日のレンタル 投稿者:高望み  投稿日: 4月 8日(火)22時04分55秒

 

で小津の「麦秋」のほか、「十二人の怒れる男」、アランドロンの「太陽がいっぱい」、ジョン・ウェインの「中共脱出」をみた。

 「十二人の怒れる男」のアメリカ(よきアメリカの骨髄か)、「中共脱出」のアメリカ(ジョン・ウェインはカッコいいことはかっこいいがイラク「解放」のセンスそのまま)。

 

 「太陽がいっぱい」(1960年)はいかにもフランス映画といった耽美的な雰囲気。現代のハリウッドはなんで「リプリー」のような不可解なリメイクをつくるのか。これもまた現代アメリカの雰囲気のわかりにくさか。劇中、アラン・ドロンに殺される御曹司、どこかでみたような…と思っていたら、「狂った果実」の若い津川雅彦によく似ている。そういう眼でみると、女優のほうは芦川いずみに似ている。ヨットの設定といい配役といい、日活映画がヌーベルヴァーグに影響を与えた、というのは本当だったんだ〜といまごろ感心してしまった。

 すると、六○年安保「ゼンガクレン」→欧米学生運動「68年革命」、というのも誇張でもなさそうだ、どうやら。

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下のカキコ 投稿者:たみちゃん  投稿日: 4月 8日(火)21時44分01秒

 

 高杉さん、いろんなところにここのリンク貼ってるんですよね。。。ので、激しく編集しました。

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>ザー的立場 投稿者:たみちゃん  投稿日: 4月 8日(火)20時33分05秒

 

 ご本人も自覚無いようですが、「アナもファシスト予備軍」みたいな印象をもっているようですし、メットはカッコ悪いって感覚の持ち主だと思うし・・・

 「ボル」(笑)としては、実行委の仕切り方が〜、なんでしょうか。。。

編集済

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そういう意味で辞達? 投稿者:高望み  投稿日: 4月 8日(火)20時28分29秒

 

ズボラということか、司馬遼好きということか、まあどっちもでしょうかね。

 

 西へ行く人を慕ふて東行く……

 面白きこともなき世を面白く……

 狩り暮らし狼吠ゆる岩角に 弓矢たばさみ月をみるかな

 

 高杉東行の逆説趣味がとても好きなんです。

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しかし、 投稿者:高望み  投稿日: 4月 8日(火)20時23分53秒

 

とはいえ、あまりに「誠実さ」などにこだわると神経症や分裂症になりかねない。たまには趣味者的な発散も重要な要素だ。

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>じたつぅぅ 投稿者:たみちゃん  投稿日: 4月 8日(火)20時21分05秒

 

 やあ、そんな調子の高杉さんに説明する気がおきませんが。。。

 

 ところで、「高杉公望」の由来は?ままままさか、高杉晋作+・・・・じゃあ?

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思想的に不誠実な現代アナ 投稿者:高望み 投稿日: 4月 8日(火)20時14分23秒

 

↓ わかるというのは論理的な筋道がわかるということで、共感するかどうかは別のこと。趣味者的なのには大いに共感できるけど、アナはかならずしもそうではない。ボルがダメになったからアナになんかあるんじゃないかという期待は、大沢正道の『アナキズム思想史』あたりを読めばふつうに裏切られると思う。

 

 権力、国家とは何か。それはいかにして(いかなる条件があれば)無化できるのかと問うてきたのに、いまだに警察や軍隊をもって権力の実体のように思っていたり、ジュラルミンだか透明になったかの盾の向こうに何かがあるかのようなデモをやることに何か意味があるかのように錯覚したフリをしているのは、思想的に極めつけに不誠実なんだと思う。

編集済

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某板で 投稿者:高望み  投稿日: 4月 8日(火)19時42分47秒

 

純然たる趣味者的立場と、純然たるアナ的立場というのはそれぞれわかるのですが、ザー的立場とでもいうべきものがあるのか、どうもその辺がわかりにくい気がしますね。

編集済

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じたつぅぅ 投稿者:高望み  投稿日: 4月 8日(火)19時37分16秒

 

、て何でまた突然? >>たみちゃん

 ハンドルームとかペンネーム、例によってズボラであるのと、移り気なのとで、だんだんケジメがなくなっていってしまうんですね。。。ふと、サドカイとかパリサイというのも悪くないかな、などとも思ったりして。

編集済

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RE: RE: 無駄話 投稿者:鄙親父 投稿日: 4月 7日(月)01時02分30秒

 

 たみちゃん様、レスをありがとうございます。

 

>>>>

で、鄙親父さんはじめまして。

<<<<

 

 こちらこそ、はじめまして。私は歴史・社会・政治など社会科学関係はまったく分かりませんでこちらの掲示板の話題にはついてゆけなくて妙な書き込みばかりしております。

 

>>>>

テーマ音楽が蘇ったのは「獅子の時代」ですね。好きでした。映画的にいえば、コンセプトと絵(役者など)と音楽がうまくかみ合っていたんではないかと思います。ダウンタウンのギター良かったですよ。「会津の武士が、そったらことでなじょする・・」加藤嘉が菅原文太に向かって言うせりふなのですが・・おぉ

<<<<

 加藤嘉が菅原文太に向かって、ですか。ううむ。たしかに、おぉ、ですね。

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RE:無駄話 投稿者:たみちゃん 投稿日: 4月 7日(月)00時43分03秒

 

 高杉さんからの板違いレスは了解してます。このぉぉじたつぅぅと思い・・や、若い頃の感覚は抜けないものだと。下の大作も突っ込みどころ満載ですが、それは後ほど。

 そうそう、ザーカイさん板ですごく遠慮がちにここへのリンク貼ってましたが、軽××=高杉というのは公然の秘密なんでしょうか?

 

 で、鄙親父さんはじめまして。

 下の大河ドラマは半分くらい見てたんですが、テーマ音楽が蘇ったのは「獅子の時代」ですね。好きでした。映画的にいえば、コンセプトと絵(役者など)と音楽がうまくかみ合っていたんではないかと思います。ダウンタウンのギター良かったですよ。「会津の武士が、そったらことでなじょする・・」加藤嘉が菅原文太に向かって言うせりふなのですが・・おぉ

編集済

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どうもどうも 投稿者:鄙親父  投稿日: 4月 7日(月)00時23分55秒

 

 高杉さん、お手数おかけしました。

 そうですね、話題によって書き込む場所を変えるのがよいですね。掲示板の方には、さきほど管理人みたいな口上を書き込んできましたです。

 いちおうURLもはりつけときます。

http://6806.teacup.com/hinaoyaji/bbs

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RE: 投稿者:高杉  投稿日: 4月 6日(日)21時11分45秒

 

>>明治以来の霞ヶ関官僚統制をどうやって変えてゆくか

 

 結局、歴史が乗り越えつつあるんだと思いますけどね。

 

 ところで鄙親父さんとは、いろいろな方面の話題で話したいので、この際、無料の掲示板立ち上げてみてください。あんまり方向性がバラバラだと落書きとしての面白みもかえってなくなりかねないので。

 一番下の「ホームページへ」をクリックすると、無料掲示板作成ページにいきます。機械音痴の僕でも拍子抜けするぐらい簡単にできてしまいます。

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なるほど+無駄話 投稿者:鄙親父  投稿日: 4月 6日(日)20時17分54秒

 

 高杉さん、レスをありがとうございます。高杉さんの頭の中にあったイメージ、伝わってきました。こういう話をお聞きしたかったのです。やはり肝心なのは、明治以来の霞ヶ関官僚統制をどうやって変えてゆくか、ですね。

 

 で、すぐにくだらないダベリになってしまいますが、NHK大河ドラマのテーマ音楽を集めたCD、中古で安く出ていたので買って聴いてみました。で、気づいたことなど。高杉さんにはあまりおもしろい話ではないでしょうが、個人的なメモを兼ねて・・・。

 

 ・「花の生涯」〜「竜馬が行く」までは、比較的小編成のオーケストラによる演奏。音楽も、どちらかといえば簡単で、すぐに演奏・録音収録ができるように作曲されている。 

 ・1969年の「天と地と」から映像がカラー化するが、それと軌を一にしてテーマ音楽も一気に複雑化し、ゴージャスになる。このときの作曲担当は富田勲だが、オーケストラだけでなく、和楽器、合唱も加えて演奏しており、動員された演奏家は前年までの倍近くに膨れあがったものと思われる。

 ・和楽器とオーケストラの共演というのは、1967年に武満徹がニューヨークフィルに委嘱されて作曲した「ノヴェンバー・ステップス」(尺八、琴とオーケストラのための音楽)の、当時としては「衝撃的」な手法を意識したものと思われる。

 ・同様に、1980年「獅子の時代」では、NHK交響楽団と宇崎竜童のダウンタウン・ブギウギバンドが共演しているが、これも70年代にイギリスで流行ったロックとクラシックオーケストラの共演を意識したものかもしれない。

 ほかに、複数回担当している作曲家の作品を聴いていると、3分に満たないテーマ音楽にもその作曲家の個性があらわれているのがわかる。

 ・林光(73年「国盗り物語」、77年「花神」、84年「山河燃ゆ」)は、標準的編成のオーケストラを使用し、和楽器を含む特殊楽器や合唱を使用しない。個人的には「花神」は、その手法で非常に成功している。「山河燃ゆ」は、後半がちょっとチャイコフスキーかなにかの焼き直しみたいになっている感もあるが。

 ・特殊楽器・和楽器・合唱を加えたゴージャスオーケストラを好むのは、前出の富田勲と山本直純。ただし富田が謹厳実直な音楽づくりなのにたいして、山本は、「万年音楽小僧」が「ねえねえ、ほら、こんな風に楽器を使うと、おもしろいでしょ、ね、ね!」と目を輝かせてはしゃいでいるような音楽。これはこれで稚気愛すべきものがある。格調の高さみたいなものは最初から狙わず、わかりやすい音楽づくりに徹している。

 ・個人的には、林光の「花神」、池辺晋一郎の「独眼竜正宗」がベスト2。池辺は、日本にプロの演奏家がたしか一人しかいない「オンドマルトノ」という電子楽器を「独眼竜正宗」と「八代将軍吉宗」で使用している(「オンドマルトノ」というのは、「きゅーん」「ぴゅ〜〜ん」という感じの電子音がなめらかに上昇したり下降したりする音を出す楽器)。オンドマルトノ演奏家から移植された作品を池辺はいくつか書いている。

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デモの形態の歴史的な性格 三 投稿者:高杉 投稿日: 4月 6日(日)19時48分21秒

 

 問題は、安保闘争のときの請願デモとは、いったい全体、戦略論的、戦術論的に、そしてそれ以上に日本社会の歴史性においてどういう意味をもっていたのかが、当の安保ブントの指導部においては、まったく無反省的だったことであった。何もわからなくなったまま、大半は、あの大衆を指導して革命に導きさえすればよかったと一番愚かな反省に陥って、前衛党の確立を、などという妄想の革共同に移行していった。それに対して、わからなさを真摯に受け止めた部分は政治の世界から身を引いて沈黙していった。残されたブント再建派は、大衆運動のエネルギーを昂揚させ、それを暴力革命に導くことだけを夢見て再建ブントをつくりだし、さらにそのうちのいちばん極端な夢想的部分は赤軍派を生み出していった。

 

 SECT6や独立社学同は、とりあえず安保ブント型の激しいデモの形態に、いまだ言語されえない大衆の政治表現をみようとした。しかし、そこには、政治指導における戦略・戦術論的な有効性という観点は、はじめから存在していない。そこに、文学表現的な思考が混入してくると、およそ有効性などといった不純なものはいらない、ただ自己満足としての肉体の燃焼があればよい、ということにさえなる。むろん、SECT6や独立社学同が追究しようとしたことは、そんなことではなかった。

 

 1970年代前半の「新左翼」諸党派のめちゃくちゃな蛮行によって、日本の大衆運動は三十年間フリーズしてしまった。文字通り、凍りついたのだ。そのため、六年安保の国会請願デモのあの過激なスタイルは、どういう歴史性、どういう戦略・戦術論的な有効性があったのかといった問いもまた、凍結されてきたのであった。考えるまでもなく、四十数年も前の日本の社会状態とも、政治構造とも、また国際環境とも、そしてもちろんイデオロギー情況のすべてが一変している。そうしたなかで、安保ブント伝来の伝統のデモの形態は、どういう意味をもつのか。

 

 しかし、それは同時にまた、いまの日本社会の歴史性において、そのままフランスやアメリカの伝統である「示威行進」を猿真似するだけで、何か意味があるのだろうか、と問うことと、それは同時的でなければならない。

 

 いまの日本において、「示威行進」→暴動→暴力革命などという図式に何の意味もないことだけははっきりしている。妄想の暴力革命論者と、文学表現的な思考が混入した自己満足的な肉体燃焼派によって、国民の税金で雇われている警察官たちに余分な税金が支払われるようになることを、直観的に一般大衆が嫌うこともまた、はっきりしている。それは、警察官僚機構への批判とは、まったく別の文脈のことである。

 

 いまの日本において、どこまで一般大衆が政治の主役であるのかは疑わしいが、まず最初は「示威行進」は一般大衆へのアトラクションでなければならないはずである。しかし、ふつうの生活大衆が、わざわざ街頭行進に参加する、といった契機が、政治や社会や文化に、どのような「有効性」をもっているのかを、ということを考えることは重要なことのようにおもえる。

 既成政党への投票や支持者の獲得の機会に利用されるだけという不毛な構図は、何故に不毛なのか。既成政党じたいが不毛な存在だからなのか、それともそれ以上の理由があるのか。さしあたり、前者の理由が直接的なような気もしなくはない。

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デモの形態の歴史的な性格 二 投稿者:高杉 投稿日: 4月 6日(日)19時47分42秒

 

 したがって、これら最先進諸国では十九世紀末以降には、当時の第二インターにおいては、革命はマッセン・スト(ゼネ・スト)によるか、議会で多数を占めることによるか、といったことが議論されたのであろう。そこでは、「示威行進」は文字通り象徴的なものに変化してしまった。

 これ以降、自由の女神を贈った国フランスと贈られた国アメリカでは、「市民デモ」という新しい政治表現スタイルへと発展変容を遂げていったのではないかと推察される。これに対して、産業資本と工場労働者の最も古い歴史のあるイギリスでは、工場スト、ゼネ・ストというのが最も伝統的な反政府的な政治表現となっている。これは、1980年代のサッチャー時代にもそうだった。権威主義的ドイツでは、政治表現の回路もおそらく社民党その他の政党の主導性が強いのではないだろうか。「緑の党」などが回路として確立してくるのもそうしたお国柄ではなかったかともおもえる。

 

 ところが、ロシアや日本等々では、当然、最先進諸国とは歴史的な発展水準が違っている。ロシアでは、1905年に血の日曜日事件が起き、1917年には二月革命、十月革命が起きた。示威行進暴動武装蜂起という政権転覆の方法が有効性をもっていたわけである。日本では、どうか。戦前の日本には、日露戦争のときには日比谷焼き討ち事件、第一次大戦後の時期には米騒動のような暴動が頻発していた。まだそんな社会状態だった。なのに、政治指導部は英国紳士かフランス知識人のつもりになって護憲運動だの、大正民本主義だの、「憲政の常道」だのに現を抜かしていた。若い知識人・学生の反体制指導部は、ロシア革命方式直輸入のコミンテルン理論に振り回されて、何もしないうちに一斉検挙されて自滅した。戦後、これらが何事かのようにみえるのは、言論・出版界を一時期占拠して、大量に自分たちの被弾圧と抵抗の私小説的な歴史を垂れ流してきたからにすぎない。

 

 結局、戦前の日本には「示威行進」が政治表現として成立したようにはみえない。これに対して、戦後の日本は、自由の女神を贈られた国アメリカの占領政策によって、憲法をはじめ政治・社会構造が大きくつくりかえられたので、「示威行進」が活溌に行われるようになった。おそらく、冷戦開始前までは、GHQお手製だったといわれる日本共産党に、手取り足取り「示威行進」のやり方を教えてやったのではないだろうか。

 

 ところが、冷戦、朝鮮戦争によって日共がGHQから袖にされると、今度は中国共産党方式の武装闘争路線が落下傘で押し付けられてきた。これで日共は大衆から見放されて壊滅同前となり、1955年の六全協で方針転換をすることとなった。このとき、「示威行進」路線の最前線で闘ってきた全学連の闘士たちが、全学連を再建し、砂川闘争、勤評闘争、警職法闘争をダイナミックに展開することとなった。この勢いでブントが結成されたのであった。そして、1959年11月27日、安保闘争における請願デモにおいて国会突入を貫徹し、以後、安保闘争を牽引していく主導力となった。

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デモの形態の歴史的な性格 一 投稿者:高杉 投稿日: 4月 6日(日)19時46分52秒

 

 イラク反戦で大衆運動が三十年ぶりに盛り上がる中で、いろいろな問題が浮上してきている。その一つに、デモの形態をめぐる問題がある。象徴的なのが、実行委が「パレード」という言い方をすることだ。これに対して、ロートル層のなかには不満があるようだ。もともと辞書を引けば「デモンストレーション」も「パレード」も「示威行進」という同じ意味である。だが、使っている方も反発している方も、ともにニュアンスがソフトになっているつもりである。ようするに、デモの形態およびイメージがハードかソフトか、過激か穏健かという違いの問題であろう。

 

 デモの歴史学などというものについて、ちゃんとしたことを知らないので、断片的な歴史知識をつなぎあわせて考察するしかない。おそらく、フランス革命のころのパリの民衆が暴動したり蜂起する実力を背景に、政権に対して圧力をかけたあたりのことが始まりではないだろうか。いずれにせよ、実力行使を寸止めにしながら権力者を威圧するというのが、「示威行進」のはじまりであったろう。

 

 したがって、初期の「示威行進」はつねに一触即発のものであって、暴動や武装蜂起にすぐ転化するものであった。反政府派にしてみれば、それは政権転覆への準備段階とうつった。十八世紀末から重苦世紀末までの一世紀近くの間、フランスではこのようなスタイルの政治構造が存在していた。マルクスが暴力革命論をリアリティのあるものと考えていたのも、こうした時代に生きていたからである。

 

 しかし、1871年にパリ・コミューンが軍隊によって大量虐殺、殲滅、徹底弾圧されるという事態を契機として、それまでの政治構造は一変してしまった。近代兵器で装備された常備軍が民衆弾圧装置として量的・質的に飛躍したものとなったからである。こうして、もはや、それまでの示威行進暴動武装蜂起という政権転覆はリアリティを失ってしまった。各国ごとの違いもあるだろうが、フランスよりも先進的なイギリス、アメリカ、オランダ、ベルギーや、やや後進的だったドイツでは、基本的にこうした歴史的変容を経験したものと思われる。(グラムシはこれを「遊撃戦」の時代から「陣地戦」の時代への変化といっているとか)

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RE:それから、ついでに 投稿者:高杉 投稿日: 4月 6日(日)18時22分50秒

 

 鄙親父さん。

 

>>奨学金制度による学費無料化だけでなく大学入学の無試験化、旧帝大などの一部の特権的エリート大学はハーバード大学型の「私立大学」化(=学費は数百万円)、官僚統制の徹底排除等々

 

 これらどれ一つとっても、きわめて大きな問題です。

 *入試を無くしてかわりに進級・卒業をきびしくする。そうすれば、高校までの教科書で優等生となったものが、そのままの知的レベルで日本社会の支配エリート階級を構成するというみじめな状態は脱却できますね。

 

 *画一悪平等主義かエリート養成のみか、という二分法をこえて、学生の個性に即した多様な教育機会を供給すること。高等エリート教育を受けるものは、相応の経済的負担をおう。米国ではハーバード大学クラスの学費は三、四百万円相当である。と同時に、事実上、学費がタダになるような特待生や奨学金の制度も充実している。アメリカン・スタンダードを猿真似するなら、ほんとうによいところを猿真似せよ!

 

 *教育にとどまらず、日本社会のすみずみにはびこっている霞ヶ関官僚統制を脱却していくことなしには、19世紀後半にできた明治体制を、21世紀になってもバージョン・アップすることはできない!

 

 *その他、無数の問題があります。

 

 さらに、それらの間の整合性を付けながらグランドデザインを描かなくてはならないわけですね。だから、すぐに、無試験化するなら、ああしてこうして、というコマい議論に入っては森の中を彷徨うことになりますよ、ということです。

 

 山本七平の『存亡の条件』は、戦後日本のねじれにねじれた政治構造を、マカベア朝時代のユダヤ王国の政治構造と対比しているのが、たいへんユニークで面白いところでしたね。目から鱗が落ちるような観点が沢山ありました。

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それから、ついでに 投稿者:鄙親父  投稿日: 4月 5日(土)03時22分03秒

 

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制度論のこまかいところというのは、専門家つまりお役人さんのお仕事。言論にとって重要なのは大きな方向性に道を付けることなんだと思いますよ。

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 そうですね。

 これは私の言葉が足りなかったのですが、ニューズレターの文章の末尾で、「ここではもはや中味を展開する紙幅はないが、奨学金制度による学費無料化だけでなく大学入学の無試験化、(以下略)」とあるあたりにかこつけて、ニューズレターではスペースの都合で書けなかった話(高杉さんの頭の中にあるグランドデザインみたいなもの)をよろしければ聞かせて下さい、という呼び水のつもりの書き込みだったのですよ。

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四方山に 投稿者:鄙親父  投稿日: 4月 5日(土)01時37分06秒

 

 山本七平の『存亡の条件』を半分くらいまで読みました。歴史音痴の私には必ずしも読みやすい本ではないですが、ユダヤ人と日本人を重ねあわせるとたしかに大枠が見えてくるのかな、という面白さは伝わってくるように思います。  

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麦秋・・・とは今頃のことをいうらしい 投稿者:高杉 投稿日: 4月 4日(金)21時06分10秒

 

 つい先日、専修大学の野口眞さん(54歳)があまりにも唐突に急逝された。ここ数年、半年に一度くらい大きな研究会で一緒になったのと、何回かアソシエで顔を合わせたぐらいだったが、この半年一年でようやく親しみを感じてきたところだった。東大宇野派の出身者にはすべての党派のOBが揃っているが、彼は三、四人はいるらしき元中核だったようだ。まさに森田健作みたいに甲高い声で威勢よく喋る人だった。急逝の報は、さほどつきあいというほどのことがなかった者にも一様に大きな喪失感を与えるものだった。ご冥福をお祈りします。

 

 4月5日の午後三時から鎌倉の円覚寺で告別式があるそうだが、前々から同じ神奈川県でまったく同じ時間に野暮用が入っていたのは、なんだか不思議な感じがした。訃報を聞く前に、七泊八日で四本、五百円の格安レンタル・ビデオで、小津安二郎の「麦秋」を借りていたが、昨晩これをみていたら、これも舞台が鎌倉なのであった。しかも朝、やじうま新聞か何かでほかの記事が画面に映されたときに、専修大学教授・野口眞氏の訃報記事がいっしょに映っていた。

 なんだか、近くまで来るんなら告別式に来いと誘われているような気がするが、申し訳ないけど行けませんので、弔電は打たせて貰います。

編集済

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Re:足跡 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 4日(金)20時40分23秒

 

 ザーカイさん。どもども。どんどん"アラシ"に来てくださいよ。

 4.5は結局、所用のため断念しました。赤Cのガチンコ魂、お巡りさんには迷惑だろうけど−−先方にはカラス・ハネト(?)と区別ないかも知れないけど−−、たしかに横須賀のデモでもほかの参加者から拍手ものでしたからね、頑張ってきてください。

編集済

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Re:はじめまして 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 4日(金)20時38分48秒

 

 たみちゃん、この掲示板に早速お越し頂きありがとうございます。

 

>>単に趣味的アソシエ言語

 には違いありませんが、某板でザーカイさんのいってるようなこともあるんじゃないでしようかね。

 

>>山中先生のお名前を聞けるとは

 アソシエのときの彼は、岩波文庫から出た故・廣松版『ドイツ・イデオロギー』の事実上の再編集・翻訳者です。その「狭い世界」に住むプロ中のプロですから。

 

 花粉症は例年よりはるかにラクで、「治った」と勘違いする初心者の方々も多いようですが、一度なったら治りませんよ。僕は、檜になってからちょっとだけ重くなってきました。

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Re:おはつです 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 4日(金)20時31分42秒

 

 鄙親父さん、書き込みありがとうございます。懐かしい響きですね。

 

 制度論のこまかいところというのは、専門家つまりお役人さんのお仕事。言論にとって重要なのは大きな方向性に道を付けることなんだと思いますよ。でも、アイデアがあるならどんどん書き込んでみてください。また、四方山話も歓迎しますよ。

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あ、そだ!議論じゃないが貼らせて 投稿者:ザーカイ 投稿日: 4月 4日(金)18時26分58秒

 

4・5代々木公園に総力決起せよ!\(^o^)/ 投稿者:一日共斗反戦中年委員会  投稿日: 4月 3日(木)17時59分20秒

 

 全ての労働者・市民、そして斗う趣味者・趣義者のみなさん!

 私たち一日共斗反戦中年委員会は3・21斗争に続き4・5代々木公園WORLD PEACE NOW反戦集会に再度決起する。

 今、米英連合軍によるイラク戦争は地上軍によるバクダッド攻撃を目前にその残虐さを顕わにしている。この間イラク各都市では米英軍による爆撃・砲撃による市民への被害が続出している。さらに、ゲリラ攻撃を恐れる米英軍は罪もない市民や女性・こども・老人への発砲を繰り返し多くの犠牲者を生んでいる。彼らの言う綺麗な戦争など何処にも存在していないのである!

 

 http://www.aljazeera.net/news/arabic/2003/3/3-22-26.htm

 

 ブッシュよブレアよ、そして唯々諾々と彼らに追従する勢力、更には小泉自民党政権よ!貴様らは上のサイトに表れている現実をどう肯定するのか!貴様らは人殺しだ!戦後復興を巡る利権争いにうつつを抜かす貴様らを我々は決して許さない。

 

 この戦争に反対する全てのみなさん!我々、反戦中年委員会の隊列に加わろう!そして、我らの怒りを4・5代々木公園集会に爆発させよう!

 当日、我々は趣味者・趣義者的行動から3・27檜町公園斗争で蓄積された本格的街頭煽動斗争に決起する覚悟である。参加するみなさんは事前にメールhachikenn@hotmail.comにて参加の意思を我々に伝えて欲しい。(詳しい情報をお伝えします。メールは前日の深夜まで受け付けています)

 

 *別に当日飛び入りも歓迎ですよ〜\(^o^)/尚、メットを被るかどうかは本人の自己責任でどうぞー!(^o^) 

 

(当日の詳細情報は↓)

http://www.worldpeacenow.jp/

http://8018.teacup.com/zakai/bbs

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足跡 投稿者:ザーカイ  投稿日: 4月 4日(金)18時20分35秒

 

どもども。とりあえず、ペタ!

http://8018.teacup.com/zakai/bbs

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はじめまして 投稿者:たみちゃん  投稿日: 4月 4日(金)09時39分57秒

 

 高杉さんの独白に突っ込める場が、やっと、できてよかったです。HNを変えようかと思いましたが、とりあえずこのままで。

 

 で、「学費闘争」ってタイトルは、今日的にも、高杉さんの言われた内容からも遠いとおもいます。バブルのころ現役だった十数年前も、周りの裕福な「学友」の実感からは遠くかけ離れてると思いましたが、デフレ効果で実質的な貧富の差が広がっている今でも「闘争」ということばの印象は、なんだかな、です。単に趣味的アソシエ言語なんでしょうか。

 

 アソシエ講座ありがとうございました。フォイエルバッハテーゼを嫌ってご常連がお休みしたんじゃないかと気になりましたが。山中先生のお名前を聞けるとは、奇遇というより、狭い世界ですね。しかし、彼は77歳くらいのはずですが、情熱いまだ冷めやらずでしょうか。いーなー。

 

 某板で檜になってましたが、花粉症お大事に。目森さんは治ったと自慢してましたよ。 

編集済

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おはつです 投稿者:鄙親父  投稿日: 4月 3日(木)23時11分55秒

 

 おはつです。鄙親父です。遊びに参りました。迅速なやりとりはできないと思いますが、高杉さん、どうぞよろしく。

 教育改革への大衆運動論、興味深く拝読しました。ニューズレターではあまり展開されなかったお話など聞かせていただければ幸いです。

 大学の無試験化というのは一つの見識と思いますが、なにがしかの篩い分けは必要になるでしょうね。奨学金を誰にどれくらい給付or貸与するか決めるにも篩い分けが必要ですから。

 また、大学に入ってからの成績に応じて、奨学金の給付・貸与の額を上げたり下げたり、支給を凍結したり、ということも細かくやる必要がありますね。

 もちろん、大学の教員も学生が一定水準の勉強をするよう、こまめにコーチすることが求められるでしょう。 

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日本の学費は異常に高い その四 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 3日(木)22時16分30秒

 

 日本では国立大学ですら学費はアメリカの州立の二倍近く、近年大幅値上げをしてきたニュージーランドの十倍、事実上無料の西欧諸国とは比ぶべくもない位の超高額である。この根本的に異常な状態を変革することを学生も保護者も教職員も一般社会も大声でがなり立てるべきである。ここではもはや中味を展開する紙幅はないが、奨学金制度による学費無料化だけでなく大学入学の無試験化、旧帝大などの一部の特権的エリート大学はハーバード大学型の「私立大学」化(=学費は数百万円)、官僚統制の徹底排除等々をセットにした整合的な改革プランのもと、政府の破綻した教育政策を追及する全国的な大衆運動が起これば、これは必勝というほかはない。それが結局は産業界の悲願である産業技術立国に矛盾することのない大学改革にもつながると、余裕の笑みを浮かべながらである。

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日本の学費は異常に高い その三 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 3日(木)22時15分22秒

 

 このような中でさらに大学のリストラ、コスト削減に拍車をかけようというのが国立大学の独立行政法人化の政策である。わたしは何もここで教授会特権擁護派にくみするようなことをいいたいのではない。彼/彼女らはとうのむかしに外堀も内堀も埋め尽くされているのに、淀君/大野治長もびっくりするような空しい虚勢を張っているのにすぎない。それは引用された数字だけからも明らかだ。そうではなくて、産業技術立国に資するためには産業界や一般納税者はもっと大胆に資金を高等研究・教育に回さなくてはならないということをいいたいのだ。

 もちろん、それは大学の特権擁護派の教員層に無駄金を流すようなやり方ではだめだ。国公私立をとわず学生の学費を無料に、あるいはそれに等しくなるような奨学金制度を創設せよ、というのである。これは何も現実離れした空想的なことを要求しているのではない。たんに西欧諸国や米国なみに制度を整えよというだけのことである。

 大学という機関に直接資金を配分すれば、大学ごとにさまざまな派閥が支配しており、みずからの特権擁護の構造を温存したままバブル的な資金の過剰によってますます腐敗の度を深めるだけのことである。投ぜられる資金は確実に無駄金になる。それは誰にでもわかっている。ではどうすればよいのか。

 膨大な資金を直接大学に流すのではなく、学生に奨学金として配分し、学生の手から大学に学費として支払われるようにするのである。そうすれば、大学側は教育サービスの向上に努めなくてはならなくなる。それだけではなく学生が選択のさいに魅力を感じるだけの大学としての声価を維持するために世間に通用する研究水準も維持するように努めなくてはならなくなる。しかも、その結果として学生にとっては事実上、学費がタダという状態になるわけである。

 もっとも財政破綻のなかそんな財源はあるのか? それは心配には及ばない。なぜなら以上の措置のために必要な額は多く見積もっても年々2〜3兆円にしかならない。これに対して、公共土木事業費は70兆円近く(2000年度の国、地方、財政投融資の合計額)、そのうちほんの3%程度を削減して大学政策に配分すればすむだけの話だからである。しかもおなじ額の財政支出でも、今日では土木事業よりも教育、医療、福祉分野のほうが乗数効果が高くなっており景気下支え効果としても有効なことは試算によって明らかにされているのだ。

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日本の学費は異常に高い その二  投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 3日(木)22時14分21秒

 

 今日、大学改革を語る言葉は硬直している。そこには二つのパターンしかない。一つめは「大学の自治」「学問の自由」を守れ、という空虚なスローガンである。二つめは産業技術立国のために大学はもっと競争的環境のなかでビジネスに役立つ研究・教育をやれ、というものである。しかし、この二つのことがあたかも二項対立のように現れていること自体が日本社会のあらゆる思考、言説の硬直化を如実に示している。もしいささかでも自分の頭で問題にたいして柔軟に考えをめぐらせたならば、先の二つのパターンが二項対立のまま両極に対峙し続けていることは不可能なことに気づくはずである。「大学の自治」「学問の自由」もなしに独創的な発明・発見などでてくるのか。税金や補助金や学費を負担している産業界や一般民衆やになんの恩恵もないところで「大学の自治」「学問の自由」などというものが社会的な承認を受けられるのか。こうした当たり前の疑問は政党、官庁、組合等々の会議、運動の場でもマスコミでもあらかじめ封殺されている。ようするに、既存の言説にまきこまれて物事を考えたり語ったりすれば、それは必ず既存の党派的な立場性に固着してしまうことを意味している。

 実際これら二つの立場性がいかに現実離れしたイデオロギー的なものにすぎないか。ここで日本の大学をめぐる実態について官庁資料から直接引用してみよう。

 

 「高等教育への公財政支出の対国内総生産比は、日本0.5%、アメリカ合衆国1.1%、イギリス0.8%、フランス1.0%、ドイツ1.0%であり、このほかのOECD諸国と比べても我が国の数値は最も小さい。この要因としては、公財政支出全体が小さいことのほか、我が国の高等教育が私学を中心に普及していることなどが考えられる。これを大学在学者に占める私立大学在学者の比率から見れば、日本が77.5%(2002年)であるのに対し、アメリカ合衆国は35.1%(1999年)であり、フランスやドイツでは私立が極めて少ない。また、イギリスの高等教育機関は、中世以来、大学が伝統的に国王特許の形で設立されているため、形式面では私立に分類される場合もあるが、運営費の大半を公財政で負担しており、実質的に国立として機能している。」(文部科学省『教育指標の国際比較 平成15年版』より)

 

 日本では高等教育への公財政支出全体がきわめて少ない。また私学の比率が高く圧倒的に学費は親や本人が負担している。しかも私学の学費は国公立よりも高く、国公立の学費自体が異常に高い。イギリスでは奨学金制度などによって私学といっても事実上親や本人の負担はタダである。

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日本の学費は異常に高い その一 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 3日(木)22時12分42秒

 

 とりあえず、「アソシエ・ニューズレター」2003年2月号だったかに載せた文章を転写しておこう。

 

学費闘争を沈滞の突破口に 高杉公望(政治経済評論)

 グローバル化のもとさまざまな社会運動が世界的に盛り上がっている中で日本だけが沈滞している。日本社会でも不満と不安は徐々に募ってきているが、既存組織の情勢認識と運動方針がまったくトンチンカンなのである。日本社会のあらゆる分野の運動の旗印がそうした既存組織に支配されているために、「無党派層六割」現象を生み出す結果となっている。

 この情況を突破するには「無党派層六割」にとって切実な問題を旗印とし、かつ、容易に勝利の成果を獲得できる課題を設定することだ。それにより沈滞しきった日本の大衆運動シーンにおいて、まずはささやかな成功体験を全国政治においてもたらすことが肝要だ。だが当然、前者の条件を満たすものは多いが、後者を満たすものはあまりない。

 ところが現在、デフレが続き年金支給額まで物価スライドで減額されようとしているのに、国公私立を問わず学費は値上げされ、また奨学金制度が改悪されようとしている。日本の国立大学の学費50万円は先進諸国の中では異常な高さにある。英仏独はほとんどタダ、米国は州立30万円台、小泉改革がモデルとするニュージーランドでさえタダから5万円にあがったにすぎない。これは政策的な体系性が破綻したきわめて異常な事態である。なぜこのような事態が発生しているのかの分析も興味深いが、それは措いてまず実践において政府を追及すれば確実に勝利の成果を獲得できる稀有なケースである。いわば敵失である。

 これを放っておけばいずれは修復されてしまうであろう。しかし、それまでの間、十数年もしわ寄せは確実に弱い立場の家計にゆく。そして、結局は国家が曖昧に取り繕って終わりになる。だが、これを学生、保護者さらには教職員が主体となった大衆運動を通じて、下からの突き上げによって全国的政治課題の問題解決を達成すれば、それは沈滞しきった日本の大衆運動にとって歴史的な成功体験となるであろう。「一点突破全面展開」ではないが、この成功体験を足がかりに、世界的に盛り上がっている大衆的な社会運動のうねりから日本だけが取り残されている情況に対する突破口が開けてくるのではないか。

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test2 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 3日(木)22時04分06秒

 

 立ち上げ準備のために悪戦苦闘している途中で、練習のようにして無料の掲示板ができてしまった。しばらくの間、好き勝手な独り言と、自由な"アラシ"の場として使ってみようか。むろん、"アラシ"といってもブレーン・ストーミングなのが歓迎だが。

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test 投稿者:高杉公望 投稿日: 4月 3日(木)21時55分23秒

test

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